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公認自動車学校・合宿免許ブログ担当の安丸と言います。本題に入る前に少し軽い話でもしましょうか。高齢運転者の免許返上が進んでいると何日か前の新聞で読みました。
今まで無事故のままで返上された方も多いと思います。自動車という一歩間違えば殺傷力さえ持つ利器を安全にそして上手に利用しきった諸先輩に心から敬意を抱きます。
このカテゴリーでは「安全運転には知識が必要」という観点から特集を組んでおります。今回はブレーキを踏んでから自動車が完全に止まるまでの距離、制動距離にスピードがどう影響するかというお話です。
ブレーキを踏めばその場で自動車が止まればお話は一番簡単になるのですが実際はそうではありません。「ブレーキを踏んだ瞬間に車は時速何キロで動いていたか」が実際に車が停止するまでの距離に大きく影響します。
乾いたアスファルトの上を時速40キロで走っていた場合、車が止まるまでの距離は8.2mという話は以前のエントリーでご紹介しました。凍った路面では、41m先に進まないと止まらない、ということもそのエントリーでお話したと思います。
ではこれが「時速80キロだったら」どうでしょうか?高速道路などでは、時速80キロというのは普通に出す速度です。速度が倍だから距離も倍でしょうか?いいえ、実際は2乗といわれています。同じ乾いたアスファルトの路面、時速40キロでは8.2m先で止まる車が、倍の時速80キロで走行中にブレーキをすると、停止するのは2×2の4倍、32.8m。3倍の120キロ(います。いるんですよ、時速120キロで車を走らせる人は)3×3の9倍、73.8m先になります。
凍った路面(でも、気にしないで120キロ出してしまう人はいるんです)では41×9で369m先まで進まないと車は止まりません。
そしてこれは、369mの直線が続いていて、正しくブレーキングできた結果、という事を忘れないで下さい。
途中でカーブがあったら?うわ、カーブだ、と思って余計に強くブレーキングしてタイヤがロックしたら?
道のカーブに関係なく、車は慣性で直進して道端に激突です。
以前も書きましたが、凍った路面でも、車をまっすぐ進ませるだけならアクセルを踏むだけなのでそう難しい事ではありません。きちんと、きれいに止まれる事こそとても難しくて自慢できる技術なのです。
自動車は、自分がきちんと停止できる地点の状況を把握しながら見合ったスピードで運転してください。
(当然、どんなに道がすいていても369m先の状況を把握しながら走ることは不可能です)
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